咀嚼筋障害とは

咀嚼筋は、下顎骨を動かして口を閉じるときに動かす筋肉の総称です。咀嚼筋は咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋の４種類からなっています。咀嚼筋障害により顎関節症を引き起こしますが、顎関節症の原因すべてが咀嚼筋障害というわけではありません。咀嚼筋障害による顎関節症は、顎関節症Ⅰ型と呼ばれています。 関節包・靭帯の障害（顎関節症Ⅱ型）、関節円板障害（顎関節症Ⅲ型）、変形性顎関節症（顎関節症Ⅳ型）とは区別されています。

顎関節症の原因

咀嚼筋が何らかの理由で緊張して凝り固まった状態になることで、血管が収縮し、鈍い痛みを感じるようになります。またしこりができることもあります。関節そのものには異常がないのに、あたかも関節に異常があるように感じるのが特徴です。あえて例えるなら咀嚼筋障害とは場所が全く違いますが、肩こりや首こりと似ているように思います。肩こりや首こりが顎から耳あたりにかけてきているような感覚です。

顎関節症が発症する原因は、噛み合わせだけでなく、個人差を含め、さまざまな要因があります。私のケースを中心に書いていきます。

担当する医師や医療機関により、さまざまな治し方があるようです。顎関節症の治療について書いていきます。

口（顎）が動かしにくくなり、何となく違和感があるものから痛みを伴うものまで、さまざまな顎関節症の症状について書いていきます。